山田さん Ms.Yamada

自分が保育園に通っていた時の担当の先生に憧れて、保育士になりたいと思っていました。劇の役割を決める時に、余っていた役に手をあげた私に、「本当にこれをやりたかったの？」って声をかけてもらえたことがうれしくて、その先生のことが大好きだったんです。

大人数の子どもを預かっている保育園に入りたいと思って探していた時に、ふたば保育園のことを知りました。
学生の時に、公立の保育園の実習が2週間ずつ2回あったのですが、ふたば保育園はその実習先よりも楽しいですね。子どもたちもそうですが、保育士の先生たちの笑顔も他の保育園よりも多い印象です。

保育士と子供の距離が近いし、保育士同士の距離も近いなと思います。

入る前は、年の近い先輩が少ないのが少し心配でしたが、年齢の差を感じないくらい仲がいいし、みなさん優しくて、私のことをあたたかく見守ってくれています。他愛もない話で盛り上がったり、仕事終わってからご飯に行くこともあります。

同じ保育士になった友達の話を聞くと、先輩や同僚との人間関係で悩んでることが多いのですが、私はそんなこと全く感じたことがなくて、この職場は本当に人に恵まれているなと。クラスが全然違ったり年の離れている先輩でも、すれ違った時に話しかけてくれるんです。みんなが声をかけあえる関係性があるって、すごくいいことだなと思います。

他の保育園での実習中に、先生が子どもを怒っている姿を見て「そんなことで怒らなくてもいいのに…」って思うこともたくさんあったのですが、いざ自分がたくさんの子供たちに囲まれて余裕がなくなってくると、ついつい怒ってしまうこともあって反省します。

でも、思っていた以上に毎日楽しいです！私のいとこも保育士で「仕事に行きたくないな〜」と言っていたのを聞いたこともありますが、私はまったくそんな風に思ったことがないです(^^)

子どもの成長を感じられる時が一番嬉しいです！

例えばお箸を使い始めた子がいて、昨日まで両手で持っていたりお箸で遊んでいたのに、突然持てるようになっていた場面を見るとびっくりします！他には、他の子よりもちょっと苦手なことがある子が、いつの間にかすっとできるようになっていると、成長を感じて嬉しくなりますね。

そんな時は、自分がうれしいと思う気持ちをそのまましっかり伝えてあげるようにしています。小さな子は毎日目に見えて成長がわかるので、毎日嬉しいことだらけです！

子どもたちの個別の成長記録など、書類の作成が大変だなと思います。
子供の姿から想像して目標を書き、そのために何をしていくかの計画を立てていくのですが、それを作るのにまだまだ時間がかかってしまいます。他の先生のものを参考に書いてみたり、先輩にアドバイスをいただきながら完成させています。

また、基本的なことは一通りできるようにはなったのですが、イレギュラーな対応がまだ慣れなかったり、どう対処していいのか思いつかなかったりします。でもそこは先輩方が助けてくださったり、自分が気づかないところで他の先生がフォローしてくれていることもあります。
今は4人の保育士で23人のクラスを見ているのですが、自分が目の前の子どもの相手をしている時、遠くで泣いている子に気づけなかったりすると、他の先生が気付いて対応してくださったりして助けてもらっています。

子どもたちの気持ちに寄り添える保育士でありたいなと思って、いつも心がけています。ただ「寄り添う」と言葉にすると簡単ですが、その子の「こうしたかったけどできなかった」っていう気持ちに寄り添うのはなかなかできなくて、大変なことだなと思います。例えば「自分で片付けたかったのに、おもちゃを片付けられてしまった」ってぐずっている子がいたりすると、何がしたかったのか、どう感じているのかっていう、上手に伝えられない気持ちを汲み取れるようになりたいですね。

ついつい全員同じように扱ってしまって、みんなと一緒のことをさせちゃおうと思ってしまうのですが、先輩の対応を見ていると勉強になることも多いです。ある時、一人ぐずっている子がいたので、先輩がその子のペースで落ち着かせてあげようと一度抱っこしてあげて、落ち着いてからみんなのところに連れてきてあげていたのを見ると、「ああ、そういう風にちゃんとその子の気持ちを考えてあげないといけないんだな」と感じました。

休日に子どもたちと離れて落ち着く時間ができると、「あの時もうちょっと優しく言えばよかったな」と思い出して反省することもありますが、週明けの月曜日には、特に反省したところに気をつけて頑張るようにしています！

大変なこともありますが、子どもたちの成長を見られてやりがいを感じることも多く、明るく楽しい職場だと思います！助けてくれる素敵な先輩もたくさんいますので、一緒にがんばりましょう！